椿という花はご存知でしょうか。
ふわっとした花びらが重なっている丸くて可愛らしいお花ですよね。日本人なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
さて、今回は椿の花言葉について徹底解説します!
見た目からは想像つかないような怖いと噂される花言葉もあるようですがそれは一体・・。
最後まで読めば椿マスターになれますよ ^^
ではいってみましょう!
この記事でわかること
- 椿の花言葉について
- 色別の椿の花言葉について
- 椿の花言葉が怖いと言われる理由とは
- 海外からみた椿の花言葉
- 椿ってどんな花?
- 椿って縁起が良い?悪い?

椿の花言葉ってどんなのがあるんだろう?怖い花言葉って気になるなぁ
椿(ツバキ)の花言葉の意味とは?


こちらが椿の花です。
可愛らしい雰囲気もありつつ、着物の柄に描かれるような和の美しさも感じます。
赤の黄色のコントラストが印象的ですし、椿ときいたら多くの方はこの色をイメージするのではないでしょうか。
実は椿の花、赤い花だけではなく白やピンクなどいろんな色があるんです。そして、色によって花言葉の意味が変わります。
一体どんな見た目で、花言葉の意味はどのように違うのか説明していきます。



え!赤いお花だけじゃないの!?
どんなお花か早く見せて見せてっ!
赤い椿の花言葉


何度見ても美しい赤椿。椿を代表するカラーなだけあって、その魅力に心を奪われてしまいます。
赤椿の花言葉は「控え目な素晴らしさ」「気高い理想」「謙虚な美徳」「気取らない優美さ」
とても鮮やかな色味で目立つ印象とは裏腹に、香りがあまりしないことから「控え目」「謙虚」などと言われているようですよ。



見た目の印象から、てっきり香りが強いお花なのかと思ってたぁ!
白い椿の花言葉


こちらが白い椿です。
透明感のある清らかな白い花びらに、目を奪われてしまいますね。
形をみると椿ですが、赤椿とはまた違った美しさを感じます。
白い椿の花言葉は「完全なる美しさ」「至上の愛らしさ」「申し分ない魅力」
どの色にも染まっていない凛と咲いている姿にぴったりの花言葉ですね。
代表的な白い椿の種類として、「白玉」「初雁」「白獅子」などが挙げられます。
ピンクの椿の花言葉


こちらがピンク色の椿です。
誰もが愛するような可愛らしい印象ですね。
見つけた時には思わず写真を撮ってしまいたくなります。
ピンク色の椿の花言葉は「控え目な美」「控え目な愛」「慎み深い」
美、愛など、ピンク色にふさわしい愛を感じる花言葉です。
ピンク色の椿の種類として有名なのは、「乙女椿」が挙げられます。名前もピンク色にふさわしいかわいらしいですね!
黄色い椿の花言葉


こちらは中国発祥の「金花茶」と呼ばれる黄色い椿です。
今では日本でも見られる有名な椿になりましたが、もとは黄色い椿は存在しないと言われていたため、初めて注目を浴びた時は多くの人が驚いたそうです。
黄色い椿の花言葉は「円満」「理想の愛」「謙虚さ」「控え目な愛情」
鮮やかな美しい黄色をみると、「円満」と言われるのも納得ですよね。運気が良くなるとも言われているようです。



黄色ってゴールドに近い色からか、とても運が良い色のイメージだよね!
黒い椿の花言葉


こちらが黒椿です。黒ときくと真っ黒なの?と思いますが、赤に黒味がかったような色合いです。赤椿よりも鮮やかさが減り、少し落ち着いた印象です。
黒い椿の花言葉は「気取らない優雅さ」
今まで紹介した椿よりも大人っぽく上品な様子から、イメージぴったりの花言葉ですよね。
黒い椿の種類として、「黒侘助」「江戸椿」などが挙げられます。
椿(ツバキ)の花言葉が怖いと言われる理由とは


今まで紹介した椿の花言葉、どれも美しい花にぴったりの素敵な花言葉でしたね。
ですがそんな椿の花には裏の花言葉と言われる怖い花言葉があるんです。
椿の裏花言葉は『罪を犯す女』
今までご紹介した謙虚で愛があふれる花言葉とはガラッと雰囲気が変わり、少し不吉な感じがしますよね。
実はこの花言葉、フランス小説『椿姫』が由来となっています。



怖いの苦手・・。一体どんなお話なのかな・・?
フランス小説『椿姫』


『椿姫』は有名な作品で、オペラ、映画、ミュージカルなど様々なジャンルで表現されています。『罪を犯す女』と聞くと、ホラー話やサスペンスかと思いきや、娼婦のマルグリットと、青年アルマンが恋をする恋愛ストーリーなのです。
~あらすじ~
高級娼婦のマルグリットはいつも椿の花を身にまとっており、周りからは『椿姫』とよばれていた。
青年アルマンはそんなマルグリットのことを心から愛し、マルグリットもその強い思いに心が動いた。マルグリットは娼婦の世界を抜けて、いつの間にか2人は愛し合う存在となっていった。
しかし、アルマンの父は娼婦マルグリットとの恋愛を認めることはなかった。「アルマンのことは忘れてほしい」といわれたマルグリットは愛する気持ちを抑え自ら身を引くが、アルマン本人はそのことを知らずすれ違いに。
アルマンがマルグリットの本心に気が付いたときには、マルグリットは持病が悪化し危篤状態となっていた。急いで駆けつけるも間に合わず、マルグリットは帰らぬ人となった。
いかがでしょうか。愛し合っていた2人が結ばれることはなく、悲しい結末となっています。2人の気持ちを考えただけで、胸が痛くなりますね。
花言葉『罪を犯す女』とは、アルマンに本当のことを告げられなかったマルグリットの罪を表しているようですね。



怖い花言葉って聞いていたけど、その裏にはこんなに悲しいラブストーリーがあったなんて・・。
椿は海外で花言葉の意味が違う?


ここまで日本で伝えられている花言葉をご紹介しました!
では海外ではまた違った意味になるのでしょうか・・?
こちらもご紹介していきます!
椿は韓国でも人気のお花?


韓国では椿のことを冬の柏と書いて冬柏(トンベク)と呼び、ハングルでは동백とかきます。
韓国語の椿(동백)の花言葉
椿全般の花言葉は「매력(魅力)」
赤色の椿は「누구보다 그대를 사랑한다(誰よりも君を愛する)」
白色の椿は「비밀스러운 사랑(秘密の愛)」
韓国語の花言葉は日本と少し違うようですね。「誰よりも君を愛する」など日本の花言葉よりもストレートな愛が感じられます。
椿の花は韓国でも、冬の代表花として挙がるほど愛されているようです。
椿をモチーフにした音楽やドラマ、グッズなどもたくさんあります。なかでもコン・ヒョジン主演の韓国ドラマ、「椿の花咲く頃」は有名で、日本でも2019年にNetfilxで配信されていますよ。


済州島にある「カメリア・ヒル」という観光スポットでは、冬になると沢山の椿の花で埋め尽くされます。
済州島に観光に行く際は、訪れてみるのもおすすめです!
#ロマンチックな椿の花🌺
— 済州観光公社 (@visitjeju_jp) December 1, 2019
椿のスポットとして有名な「カメリアヒル(카멜리아힐)」でも、椿の花が見頃を迎えています😊
公園全体がとってもフォトジェニックに飾られているので、お散歩しているだけでも楽しくなります🌺#済州 #済州島 #チェジュ #チェジュ島 #VISITJEJU
→https://t.co/jiVgjXRuwR pic.twitter.com/rGBnRdVjOO




#カメリアヒル で買ってきたもの。椿オイル、マスクチェーン。椿クリップは帯留めになりそう。焼酎グラス。着物の時にも良さそうなスマホサコッシュ。#韓国旅行 #済州島 pic.twitter.com/6DXPdNWqqO
— てくてく大邱 (@tekutekudaegu) December 17, 2022



うわー!ツバキの雑貨可愛い!欲しいぃぃぃ!
椿の英語の花言葉は
椿は英語でcamellia(カメリア)といいます。
英語の椿(Camellia)の花言葉
椿全体をさす花言葉は「admiration(敬愛、感嘆)」「perfection(完全、完璧)」
赤色の椿は「You’re a flame in my heart(あなたは私の胸の中で炎のように輝く)」
白色の椿は「adoration(愛慕、崇拝)」「loveliness(愛らしい)」
ピンク色の椿は「longing(恋しく思う)」
日本語の花言葉と比べるととても情熱的ですよね!
赤色の椿の「あなたはわたしの胸の中で炎のように輝く」という花言葉は、英語ならではの表現がしてとても素敵です。
椿(ツバキ)の特徴


椿はツバキ科ツバキ属の常緑樹で、照葉樹林の中でも代表的な種類といわれています。
開花時期は冬から春で、早いものだと真冬の雪の中でも綺麗な花を咲かせるようです。
雪景色の中に鮮やかな椿の花が咲いてたらとても綺麗ですよね。





常緑樹とは、一年中緑の葉っぱを見ることができる樹のことで、その中でも葉っぱの光沢が強い種類を照葉樹林って言うんだって!
確かに葉っぱは濃くて綺麗な緑で、つやっとしてるよね!
椿の中にもたくさんの種類があります。
花びらなど見た目の違いもあれば、先ほど紹介したような色の違いもあり様々なんです。
昔から親しまれている代表的なものでいえば、ヤブツバキ、トウツバキ、フユツバキなどが挙げられます。
椿は縁起が良い?
椿は縁起が良い説、悪い説と2パターンあります。どちらも紹介していきますね!
縁起が良い説


椿は厳しい冬の寒さの中でも、美しさを保ちながら凛と咲くその姿から、「生命力」の象徴として縁起が良いと言われています。
もともと魔除けにも使われていたようです。昔から「高貴な花」として親しまれている様子からも、縁起の悪い印象は感じませんよね。


日本で「松竹梅」が縁起が良いといわれているのはご存知だと思います。
実はまだ梅が日本に入ってくる前は「松竹椿」が縁起が良いとされていたようですよ。今では想像もつきませんよね!



そ、そうなの!?今じゃ想像もつかないけど・・。
でも梅の花が椿の花に変わっても違和感ないかも・・?
縁起が悪い説


縁起が悪いと言われているのは、椿の花が散り方から由来しています。
椿は花びら一枚ずつ散るのではなく、花ごとからぽとりと落ちる様子から、「首が落ちる」に連想され不吉、縁起が悪いと言われています。
これは江戸時代、当時の武士が椿の園芸を楽しむ町民を阻止するために悪い噂を流したといわれています。
この話が現代にも語り継がれているなんて、噂の力ってすごいですよね。


そのためお見舞いに持っていく花としてはNGとする考え方があるようです。また、花が散る様子が「落馬」を連想させるため、馬に名前に『椿』を使用するのもよくないといわれています。





自分だったら『つばき』って名前、かっこよくて好きだけどなあ・・
まとめ


いかがでしたでしょうか。
今回は椿の花言葉を中心にご紹介しました。花言葉を知るだけでも、椿の花がいかに魅力的で素敵な花であることがわかりますよね!
今回のまとめ
・椿の花言葉は色によって意味が違う
・椿の怖い花言葉はフランス小説『椿姫』が由来している
・韓国でも椿の花は愛されている
・海外の花言葉は日本の花言葉と意味が違う
・椿は寒い雪の中でも花を咲かす冬の代表花
・縁起が良い花だが、悪いと噂されている一面がある
この記事を読んで、椿の花のことを少しでも詳しく、そして好きになっていただければ嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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