日常生活の中で、ささやかな幸せを与えてくれるお花たち。
視覚と嗅覚以外の他の楽しみ方を知っていますか?それは、花言葉です。
花にはそれぞれ一凛ずつにメッセージが込められています。花言葉を知ることで、その花の愛で方や贈り物の意味などが変わってきます。
また、花言葉を知ってるってなんだか知的に見えますよね。
今回は、マリーゴールドの花言葉についてまとめてみました。
意味が意外なものだったり、花言葉の由来が奥深かったりと調べてみて興味深かったです。
最後までご覧いただき、あなたの知識の種のひとつにしてください。
この記事でわかること
- マリーゴールドの花言葉
- マリーゴールドの色別の花言葉
- 海外ではどうか
- あいみょん作詞作曲の「マリーゴールド」の関係性について
マリーゴールドの花言葉の意味

マリーゴールドの花言葉の意味について紹介しています。
大きく鮮やかに上を向いて咲く花マリーゴールド。その花言葉は、実は良い意味と怖い意味の両方があります。

良い意味
まずは、マリーゴールドの良い意味です。
- 変わらぬ愛
- 可憐な愛情
- 戦士
- 信じる心
- 生命の輝き
これらの意味は、カルタの伝説が由来とされています。
「カルタ」という少女は、太陽神「アポロン」に恋をしていた。カルタは、美しいアポロンを毎日見つめることを生きがいとしていた。そのうちに、カルタの体は瘦せ細った末に体がなくなり、魂だけになってしまった。その魂が、花の形となり綺麗なマリーゴールドとなった。
花言葉の「変わらぬ愛」や「可憐な愛情」は、アポロンを想うカルタの健気な恋心を表しています。
また、「戦士」、「信じる心」、「生命の輝き」は、太陽神であるアポロンを象徴しているようです。

怖い意味
続いて、怖い意味についてです。
- 絶望
- 嫉妬
- 悲嘆
- 悲しみ
- 別れ
これらの意味は、ギリシャ神話が由来とされています。
水の妖精「クリスティ」は太陽神「アポロン」に恋心を抱いていた。しかし、アポロンは、人間の王女「レウトコエ」と恋仲の関係にあった。
嫉妬に溺れたクリスティは、王女の父である国王に二人の関係を告げ口をした。怒り狂った国王はレウトコエを穴に生き埋めにしてしまう。
自分の告げ口により、人の命を奪ってしまったことにクリスティは、自責の念に駆られる。後悔に満ちたクリスティは、地面にたたずみアポロンを9日間見つめ続けた。
すると、クリスティの体がやがて黄色い花に変わっていき、太陽に向かって咲くマリーゴールドになってしまった。
マリーゴールドの少し怖い花言葉は、クリスティの叶わぬ恋の嫉妬心や絶望からきています。
また、命を奪ってしまったクリスティの後悔や恋仲が引き裂かれてしまった悲しい物語から、「悲嘆」、「悲しみ」、「別れ」などのマイナスな意味も生まれたのでしょう。

両方の意味をもつなんて、珍しいね!
マリーゴールドの花言葉は色別で意味は違う?


実は、マリーゴールドの花言葉は色によっても少し違った意味合いがあるようです。
オレンジ


- 健康
- 下品な心
「健康」は、太陽神アポロンのエネルギッシュなイメージからきています。
意外にも「下品な心」という意味もありました。これは、キリスト教では黄色は ”裏切り“ の意味が含まれているため、そこから由来したといわれています。
黄色


- 真心
- 予言
「真心」は、ギリシャ神話の中のアポロンを想うクレムノンのひたむきな愛情を示しています。
「予言」は、聖母マリアにちなんだ意味が込められているといわれています。
白色


白色のマリーゴールドは、比較的新しい品種のため今のところ花言葉はつけられていないようです。
マリーゴールド海外では


様々な意味を含むマリーゴールドですが、海外ではまた少し違った意味があるようです。
メキシコでは死者の日に



「死者の日」って少し怖いけど、なんだろう?
メキシコでは、毎年11月1日/2日に死者の日というお祭りが開催されます。そのお祭りでマリーゴールドが重要な意味を成しています。


まず、死者の日というのはカトリック信仰者によって行われる古くから祝われる伝統行事です。
メキシコの住民は家族や友人で集い、先祖や故人へ思いを馳せる一日にします。街中では、祭壇を用意したりお墓を花などで飾り付けをしたり、骸骨の仮装をしてパレードが行われたりします。
そこで、多く飾られるお花がマリーゴールドです。
元々、このお祭りはメキシコの先住民であるアステカ族の祝祭が起源とされています。アステカ文明では、太陽を神と崇めることが習慣づいていました。そこで、花の形が太陽と似ていることから、マリーゴールドが重宝されてきました。
マリーゴールド・・・ 「あの世とこの世を結ぶ道しるべ」 「死者の世界から、死者を祭壇まで呼んでくれる」
このような意味を込めて、死者の日にはマリーゴールドがたくさん飾られています。
韓国では
韓国でのマリーゴールドの花言葉は
- 謙虚
- 忍耐
- 別れの悲しみ
- きっと来る幸せ
このようなものがありました。
ネガティブな意味の少しありますが、韓国では「きっと来る幸せ」というポジティブな意味合いで使われることの方が多いみたいです。なので、花束を贈る習慣の多い韓国では、マリーゴールドがプレゼントとして選ばれることもよくあります。


アメリカ・フランスでは
英語では、以下のような意味があります。
- 嫉妬
- 絶望
- 悲嘆
フランス語では、以下のような意味があります。
- 嫉妬
- 分離
いづれも、ギリシャ神話からきているような内容でした。
マリーゴールドの特徴


ところで、マリーゴールドがどんな花か知っていますか?ここで、ざっくりとマリーゴールドの特徴についてご紹介します。
マリーゴールドの特徴
- キク科の植物で1年が寿命の一年草
- 高さは20~30㎝
- 葉っぱは細長くてシュッとしている
- 花の形は筒状でボリュームがある
- 花の色は黄色やオレンジ色、クリーム色など色鮮やか
マリーゴールドの中にも種類があるんです!それぞれ開花時期が少々変わります。
フレンチマリーゴールド 開花時期は5~7月、9~11月、八重咲きと一重咲きがあり、 草丈は20~30cm程度で猛暑にはあまり強くない性質
アフリカンマリーゴールド 開花時期は5~11月開花、 ボール咲き・大輪のものが多く草丈が30~100cm程度で暑さに強い





害虫効果も持っている花だからコンパニオンプランツにも向いているんだって!
あいみょん作詞作曲の『マリーゴールド』について


「マリーゴールド」と聞いて、この曲が頭の中で流れる方は多いのではないでしょうか。
キャッチーな歌詞とメロディーで世代問わず大ヒットした、あいみょんさん作詞作曲の「マリーゴールド」です。
多くの花言葉をもつマリーゴールド。天才肌のあいみょんさんなら、何か絶対メッセージを隠しているはず!込められた想いって何だったのでしょうか。



素敵な曲だよね!ぽこきちも好きだ~!
あいみょんさんの「マリーゴールド」についてのインタビューより
「ほんとに偶然、最初のサビの歌詞がひらめいて、そっから物語を作っていった感じですね。麦わら帽子をかぶっている女の子の後ろ姿がマリーゴールドの花に似てるっていうところから」
あいみょん「マリーゴールド」歌詞の意味や曲に込められた想いとは? | リリカタ (ririkata.com)
「マリーゴールドにいろいろな花言葉があるのは最近知ったんですよ!」
あいみょん「マリーゴールド」歌詞の意味や曲に込められた想いとは? | リリカタ (ririkata.com)
結論、、、マリーゴールドの花言葉は関係ありませんでした。(笑)



勝手に推測して申し訳ない。
それでも、以下のようにコメントしてくださってます。
「いろんな花言葉があるように、マリーゴールドもいろんな捉え方がある曲であってほしいなって思います。」
あいみょん「マリーゴールド」歌詞の意味や曲に込められた想いとは? | リリカタ (ririkata.com)
あいみょんさんが、言うように様々な感じ方があっていいのでしょう。
曲調は明るく心温まるようなメロディーですが、歌詞に注目すると少し寂しさを匂わせるようなこの曲。
マリーゴールドの花言葉のどの意味を当てはめるかによっても、曲の印象が変わりそうな気がしますね。
まとめ


今回は、マリーゴールドの花言葉について紹介しました。
この記事のまとめ
- マリーゴールドの花言葉には良い意味と怖い意味の両方がある
- 花言葉は神話が由来となっている
- 花の色によって違いがある
- 海外では別の意味がある
- マリーゴールドの花の特徴
- あいみょん作詞作曲の「マリーゴールド」と花言葉の関連性について
花言葉の意味が両局面の意味があったり、由来が深かったりと初めて知ることが多かったです。
また、海外では違う捉え方をされている事も驚きました。
ぜひ、お花を選ぶ際に参考にしてみてください。最後まで閲覧いただきありがとうございました。
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