高カカオチョコレート、よく見かけるようになりましたね。
「お砂糖が少ないから」「体に良いみたい」
なんとなく、食べていませんか?
高カカオチョコレートの優れた効果を知り、それを最大限に引き出すタイミングで、食べてみませんか。
\本記事を読むと、以下のことがわかります!/
- 高カカオチョコレートって何?
- 高カカオチョコレートが良いとされる理由
- 「いつ、どのくらい食べるといいの?」高カカオチョコレートの上手な摂取方法
高カカオチョコレートとは

「高カカオ」というのは、カカオ成分が多く含まれていることを示しています。
カカオ含有率70%以上の製品が、高カカオチョコレートとして売られていることが多いのですが、実は、高カカオチョコレートが何%のものからを指すのか、はっきりとした定義はありません。
一般的なチョコレートのカカオ含有率は30~50%程度で、砂糖やミルクなどを加えることで甘さを出しています。
一方の高カカオチョコレートは、カカオ含有率が70%~と高くなるので、カカオの味を楽しむことができますが、砂糖をはじめとする副材料の含有率が下がるため、甘さは控えめです。
高カカオチョコレートを食べるタイミングは食前何分前?

高カカオチョコレートを5g、「食前」20~30分前に食べるのが最も効果的です。
チョコレート5gは、板チョコタイプであれば2カケ、粒タイプなら3粒程度の量です。
例えば食事を作っている時、または外食に出かける前など、生活スタイルによってタイミングは異なると思いますが、高カカオチョコレートを食べた後はできれば間を空けて、食事をしてくださいね。
高カカオチョコレートを食前に摂取するのが効果的な理由

チョコレートは、カカオ豆から作られています。カカオ豆をペースト状にした「カカオマス」と、カカオ豆の油脂分「カカオバター」がチョコレートの主な原料です。
カカオの産地や収穫時期によっても異なりますが、カカオマス(ガーナ2005年産)には17 g/100 gの食物繊維が含まれていたことが報告されています。
食物繊維は糖質の吸収をゆるやかにし、血糖値が急劇に上昇するのを抑える働きがあります。
この働きが、食物繊維が多く含む高カカオチョコレートを、食前に接種するのがよいと考えられている理由です。

「食事は野菜から食べるのがよい」とされるのと、同じ理由なんだね!
ダイエットにも影響!高カカオチョコレートを食べた後の血糖値の変化
まずはこちらの動画をご覧ください。チョコレート摂取後の血糖値の変化を見ることができます。
「血糖値」は血液中にあるブドウ糖の量で、私たちが糖質を摂ると増える値です。「インスリン」がそのブドウ糖を、私たちが活動するための、エネルギーに変えてくれます。
当然、すべての糖質がエネルギーに変わるわけではありません。余った分は、今後必要になる時のために、いったん肝臓や筋肉に備蓄されます。
しかし、備蓄しておくにも限界がありますので、そこでも余ってしまったブドウ糖が、「中性脂肪」として体に蓄えられてしまうのです。
つまり、血糖値の急上昇で「インスリン」が大量に分泌されることも、肥満の原因となるのです。



ついつい食べ過ぎて、太るのはこれか!
ダイエットの敵・インスリンをできるだけ出動させないために、血糖値を急激に上げないことが大事なのです。
血糖値をゆるやかに上昇させるという点で、高カカオチョコレートが優れているのは、最初の動画で見てもらったとおりです。
高カカオチョコレートは太らない?


高カカオチョコレートは、一般的なチョコレートよりもカロリーが高めです。



えっ?高カカオチョコレートは、砂糖が少ないんじゃなかった?
実は、高カカオチョコレートはカカオの含有率が高い分、脂質も増えてしまうんです。
一般的なチョコレートと比べ、脂質が1.2~1.5倍の高カカオチョコレートも、あるんですよ。
だから、食べ過ぎは禁物です。
高カカオチョコレートは食後でも効果あり!


これまでご紹介したように、高カカオチョコレートは「食前」に食べることで、血糖値の上昇を抑制します。



そうなんだ。でも、うっかり食べ忘れちゃうことってあるよね。
と思ったあなた。諦めるのは早いです!
「食後」に食べても血糖値抑制の効果はありませんが、高カカオチョコレートは「カカオポリフェノール」を多く含んでいます。


カカオポリフェノールには、美容や健康に嬉しい効果がわかっています。
- 「血圧低下」
- 「動脈硬化予防」
- 「美容効果」
- 「アレルギーの改善」
- 「脳の活性化」
- 「便通改善」
高カカオチョコレートの種類によって異なりますが、例えば、普段目にする機会が多い「meijiチョコレート効果72%」では、一枚当たり127mgのカカオポリフェノールを含んでいます。
引用元 YAHOO!ニュース
国立がん研究センターのがん対策研究所予防関連プロジェクトのウェブページで発表されている「多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告」から考えると、日本人は、大よそ男性で1000㎎/日、女性で900㎎/日のポリフェノールを摂取しているようです。そして、1日の理想のポリフェノール摂取量は1500㎎以上と一般的にいわれています。
カカオポリフェノールの不足分を、高カカオチョコレートで補うことが可能なのです。
まとめ


高カカオチョコレートは食物繊維やポリフェノールが豊富で、食前と食後どちらに食べても、美容や健康によい効果が期待できる食品です。
とはいえ、脂質やカロリーも高いので、食べすぎには注意してくださいね。
\本記事のまとめです/
高カカオチョコレートは、
- 「食前」20~30分前に5g食べると、食後血糖値の上昇を抑える。
- 「血圧低下」「動脈硬化予防」「美容効果」「アレルギーの改善」「脳の活性化」「便通改善」効果のある、カカオポリフェノールを多く含んでいる。
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