韓国の女優コ・ドゥシムさん、国民の母と呼ばれるほど韓国で愛されている女優さんです。
ドラマでも、同じ女優さんかと見違えるほど、数々の役を演じ分け、演技力では、右に出るものはいないほどの名女優。
母親役と言えば「コ・ドゥシム」、そんな大女優の家族は?子供はいるんでしょうか?
本文では、そんな女優コ・ドゥシムさんについて、色々とまとめてみようと思います。
国民の母コ・ドゥシムのプロフィール

ハングル名(日本語名) | 고두심(コ・ドゥシム) |
生年月日 | 1951年5月22日 |
年齢(2022年現在) | 71歳 |
身長 | 160cm |
血液型 | A型 |
出身 | 済州島 |
コ・ドゥシム受賞歴
百想芸術大賞 | テレビ部門大賞 | 1993年 |
テレビ部門 女性最優秀演技賞 | 1993年,1990年 | |
女性人気賞 | 1989年,1985年 | |
女性演技賞 | 1991年 | |
大鐘賞 | 女優助演賞 | 1981年 |
利川春史大賞映画祭 | 女優助演賞 | 2004年 |
釜山映画批評家賞 | 最優秀助演女優賞 | 2004年 |
大韓民国映画大賞 | 女優助演賞 | 2004年 |
KBS演技大賞 | 大賞 | 2015年,2004年,1989年 |
SBS演技大賞 | 大賞 | 2000年 |
MBC演技大賞 | 大賞 | 2004年,1990年 |
韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる百想芸術大賞での数々の賞を受賞し、韓国の放送3局の演技大賞すべてを受賞した女優さんです。
すべて表にまとめるには、賞が多すぎてまとめきれなかったので、主要大賞のみまとめてみました。
他にも、特別賞や新人賞、人気賞など、数えきれないほどの賞をとっていらっしゃいます。
コ・ドゥシム生い立ち
1951年に済州島で実業家の父と、海女の母のもとに、3男4女の7人家族の第5子に生まれました。
母親は海女、父親は貿易会社を営んでおり、裕福な家庭で育ったようです。
高校の時、学校を訪問した俳優「シンソンイル」さんをみて女優に憧れるようになったそうです。
高校まで韓国舞踊をやっていて、ソウルの某大学に舞踊特待生として入学する機会があったのですが、ご両親の反対にあって、代わりに友達がその大学に入学したそうです。(かなり、いい加減な大学ですよね)

どうしてもソウルに行きたかった彼女は、ソウルの大学に通っていた、お兄さんの食事を作ることを条件に両親に許しを得たんだって!



そこまでして、女優を夢見たコドゥシムさん、どうやって、今のような大女優になったんだろうね?
女優としての経歴


コ・ドゥシムさんは、1972年、MBC公開採用5期タレントで、入社当初は、雑用や端役で、収入も十分には得られなかったそうで、2年ほど演技から離れて一般企業に就職していた時期もあったようですね。
その後、あるドラマのプロデューサーに声をかけられて、女優復帰したそうです。
今年、2022年、女優業に足を踏み入れてから50年になりますが、現在も全線で活躍されています。
公開採用タレントとは、放送会社が社名をかけて、募集、選抜、教育、コンテンツ提供の過程を経て俳優として活躍させるため、現在、韓国の映画とドラマを導いている演技派俳優たちの大部分が、公開採用タレント出身だと言っても過言ではありません。
コ・ドゥシムの結婚・元旦那と離婚の情報


コドゥシムさん、1976年にご結婚されていますね。お相手は、5歳年上の一般人実業家、彼女の無名時代に知り合いの結婚式で出会ったそうです。
そして、二人の間には、一男一女の子供も生まれています。
1980年代後半から、大分女優として芽が出始め、人気も徐々に上がりつつあった矢先、1998年47歳の時、「旦那さんの事業の失敗や、性格の不一致」ということで離婚されています。



このことで、かなりの批判を浴びた彼女は、しばらくの間、歩けなくなるほど心身を病んでしまい、鬱や、パニック障害を患っていたんだって!!
女優の仕事が軌道に乗り始めていただけに、彼女を愛したファンは多く、その分批判もきついものだったらしいです。
中には「彼女が好きで、ドラマよく見るようになったけど、もうドラマは絶対見ない。」と言うファンもいたとか・・・
しかし、その言葉を聞いて、彼女は、「私は、国民に、女優としてこんなにも愛されていたんだ。」と気づいたんだそうです。



今は、離婚なんてよく聞く話だけど、この時代はまだ、離婚に対する当たりは強かったみたいだね。
その後、旦那さんですが、2020年11月に亡くなっていました。
そして、娘さんは2007年に結婚されていて、双子を出産されています。コドゥシムさんとはテレビでも共演しているようですよ。


孫を抱いて喜んでいる姿は、大女優の風格も鳴りを潜め、すっかり普通のおばあちゃんですね。
娘さん家族とは、うまくいっているようですが、もう一人息子さんがいるはずですよね。
実は息子さんは、同じ俳優さんだそうですよ。
次は、その息子さんについて、紹介してみようと思います。
コ・ドゥシム息子の情報
息子・キム・ジョンファンのプロフィール


ハングル名(日本語名) | 고두심(コ・ドゥシム) |
生年月日 | 1986年5月5日 |
年齢(2022年現在) | 36歳 |
学歴 | シラキュース大学、 東国大学校 ソウルキャンパス |
コドゥシムさんには、俳優の息子さんがいらっしゃいます。
名前は、キム・ジョンファンさん。 1986年5月5日 生まれの37歳(2022年現在)
俳優になりたかったらしいのですが、母親(コドゥシム)に猛反対され、一時は一般企業で働いていたらしいですが、演劇で地道に活動され、演技の経験を積んでいたそうです。



俳優の夢を捨てられず、一人努力するところは、お母さんとそっくりだよね!
現在も、いろいろな作品に出演されて、演劇での経験から演技派の俳優さんとして活躍されています。
コ・ドゥシムの息子キム・ジョンファンと共演している
演劇でコツコツと演技の経験を積んできた、キム・ジョンファンさん。
2016年のドラマ「ディア・マイ・フレンド」では、コ・ドゥシムの弟として、下半身が不自由な純朴な農夫役で出演されています。


息子さんは、コ・ドゥシムの名は伏せてオーディションをうけ、この役を勝ち取ったとの事。
視聴者は、その事実を知ったとき、「コ・ドゥシムと似ていると思った」と、驚きの声があがったようです。
写真を見ると、確かに似ているかもしれませんね。
もう一人の息子、事故死?
ドラマ「亀巖(クアム)ホジュン」で息子さんと兄弟として共演したコドゥシムさんでしたが、このドラマで主役だったのが、キムジュヒョクさんです。
ドラマでは、コドゥシムさんは、彼の母親役でした。
実は、彼は、2017年10月30日に交通事故で亡くなっています。
彼女が息子のように慕っていたキムジュヒョクさんに対して、ご自身の映画の公開を控えたインタビューで語っています。
「ジュヒョク、お前が行ってしまったのに私がこんな風に写真を撮るために笑っているんだね、これが人生なのかな」と取材陣の前で涙を浮かべたそうです。
続けて「もっと大きくなる人材だったのに、あまりにも早く行ってしまったことに対する名残惜しさがとても大きい」と・・・
彼との共演についても「息子と母親役で共演しながら、いつも他の人とは違うと感じていた。血は繋がってないけれど、知らず知らずのうちに情が移ってしまう子だった」と振り返りました。


キムジュヒョクさんは、1998年、SBS公採で芸能界デビューして、数々の映画やドラマで人気を博した俳優さんです。
演技力には定評があり、また演技に向かう真面目な姿勢も高く評価され、今後の韓国映画を担う俳優として大きな期待が寄せられていたようですね。
『武人』や、『九岩・許浚(ホジュン)』を観ましたが、男前なのはもちろん、演技力も素晴らしく、素敵な俳優さんでした。
できれば、これからももっとたくさんの作品に出演してほしかったです。
惜しい俳優さんを亡くしました。
コ・ドゥシム作品の情報
最新ドラマ
コ・ドゥシムさんの主演する新ドラマが、2022年10月31日、韓国KBS 2TVで放送開始されました。
タイトルは「カーテンコール」(演出:ユン・サンホ、脚本:チョ・ソンゴル)
ストーリーは、余命宣告された祖母(コ・ドゥシム)の願いをかなえるために、前代未聞の特命を受けた男性(カン・ハヌル)の地上最大の詐欺劇と、それに関わる人々の物語が描かれています。
歴史的な痛みを抱いて生きる女性に家族がどんな存在なのかを振り返らせる重いメッセージが込められています。


主演のカン・ハヌルさんとコ・ドゥシムさんは「椿の花咲く頃」で親子役で共演していました。
このドラマでは、一人の女性を愛し、盲目になっていく息子を心配する母親を演じていましたが、「カーテンコール」では、どんな親子を演じてくれるのでしょうか。楽しみですね。
過去のドラマ
1977年にデビューされてから、かなりの数の映画やドラマに出演しているコドゥシムさん。
その膨大な量の出演作品を知りたい方は、こちらへ→コドゥシムの作品一覧
まとめ
韓国ドラマはよく見るのですが、コドゥシムさんは、本当に様々な役柄を演じていらっしゃいます。
もう70歳を過ぎているのに、いまだにお綺麗で、主演をはってしまう彼女には、きっと人を引き付ける魅力があふれているんでしょうね。
お孫さんを抱っこする姿は、その辺のおばあちゃんと何ら変わりありませんし、ドラマで共演した俳優さんを、息子のように思っていることなど、彼女の人柄の良さを感じますね。
同じ業界で、活躍する息子さんを 今、母親としてはどう思っているのでしょうか?
日本でも韓国ドラマは多々配信されているので、改めて、彼女が出ている作品をもう一度観てみたくなりました。
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